プロレタリア(無産者)の共同政治新聞の創刊!

 

 「新しい左翼の極」として、我々共産主義者協議会は、共産主義運動―プロレタリア解放運動の再生を期し、新左翼の統一戦線、反グローバリズムの連合に資するイニシアティブを創造するために、「プロレタリア(無産者)の共同政治新聞」―『赤いプロレタリア』をここに創刊した。

 『赤いプロレタリア』は、虐げられた無産者・持たざる者・プロレタリアの生きるためのあらゆる抵抗を支持し国際的連帯を拡大することを通して、「希望は取り戻せる! 世界は変えられる!」という心に響くようなメッセージを発信する。また共産主義者のラディカルでインターナショナルなイニシアティブを創造することによって、新しい労働運動―社会運動、反グローバリズム運動を前進させることにベストを尽くし、政治的思想的な論戦を組織する。

 「赤」は文字通り共産主義とプロレタリア革命のシンボル・カラー(旗色)であり、血と炎、燃えたぎる情熱を表す色でもある。それゆえ、『赤いプロレタリア』という政治新聞のネーミング(紙名)には、「全世界のプロレタリアの団結と解放」の任を担い新時代の扉を開こうとする我々の情熱と使命感が込められているのである。

 世界中で資本主義グローバリズムによってもたらされた失業と貧困が増大し、同時に公正で平等な生きる権利を求めてグローバリズムに対するプロレタリアの怒りのレジスタンスが燃え拡がっている。

 我々は、反帝―反グローバリズムとプロレタリア国際主義に基づいたイニシアティブと国境を越えた連帯行動を発展させる歴史的機会に立っている。自ら行動しイニシアティブを発揮することに努めてこそ、危機を好機へと反転させることができるのだ。

 左翼の真価が試される「嵐の時代」に我々がなすべきことは何か。何よりも反グローバリズムの連合を創り闘いのうねりを起こすことこそが展望を拓き希望を取り戻しうる唯一の道だ。従来の一党一派の利害にとらわれた単独行動主義(ユニラテラリズム)から脱却し、闘いの裾野を広げるために力を合わせ土を耕し種を蒔くことから始める必要がある。「どのような試練があろうと、未来は我々のものである」(レーニン)。

                          (編集部・赤井隆樹)

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